1918年、米の値段が急騰(きょうとう)し、各地で米騒動(こめそうどう)が起こる。
【暗記用俳句】 ♪米騒動 人食い破(1918)格に 皆激怒
米騒動とは?
米騒動(こめそうどう)は、1918年(大正7年)に起こった、米価格の引き下げや安売りを要求した民衆による暴動(ぼうどう)のこと。
米騒動(こめそうどう)の始まりは、1918年8月に、富山県の魚津町で起こった。
村人たちが、米の廉価販売(れんかはんばい)を求めて、米屋や役所に押しかけたのだ。
富山で起こったこの騒動は、民衆たちが勝利し、米を相場より安い値段で買うことに成功した。
そしてこの富山県の騒動をきっかけにして、米騒動は労働者や農民を中心として、あっという間に全国に広がっていった。
米騒動の原因は?
米騒動は、凶作(きょうさく)による米不足が直接的な要因になることが多く、江戸時代頃から幾度(いくど)となく発生している。
米騒動(こめそうどう)が起こる原因としては、凶作(きょうさく)による米不足が直接的な要因になることが多い。米騒動(こめそうどう)は江戸時代の享保の大飢饉(きょうほうのだいききん)の頃から幾度(いくど)となく発生している。
戦前には、1890年(明治23年)、1897年(明治30年)、1918年(大正7年)に3回起こっており、特に、1918年(大正7年)の米騒動は大戦景気の最中とあって最大規模のものとなった。
そのため、単に「米騒動(こめそうどう)」といえば、1918年(大正7年)の事件のことを指す。
戦後にも、1993年(平成5年)に冷夏による米騒動(こめそうどう)が起こっている。