630年、犬上御田鍬(いぬかみのみたすき)らを唐に遣わす(630年から894年まで計15回)。
【暗記用俳句】 ♪検討し 進路見唐(630)へ 船を出す
遣唐使とは?
遣唐使の目的は、中国の先進的な技術や政治制度、文化、仏教の経典等の収集で、日本からは原材料の朝貢品を献上し、唐皇帝から質量の高い返礼品の工芸品や絹織物などが回賜として下賜されるうまみのある公貿易だった。
それだけでは需要に不足し、私貿易は許可が必要で市場出入りも制限されていたが、遣唐使一行は調達の努力をしていた。
旧唐書倭国伝には、日本の吉備真備と推察される留学生が、唐朝から受けた留学手当はすべて書物に費やし、帰国していったという話が残されている。