1206年、チンギス=ハンがモンゴルを統一する。
【暗記用俳句】 ♪チンギス=ハン モンゴル統一 意地悪(1206)く
モンゴル帝国の誕生
テムジンという、モンゴル高原の諸民族を統一(とういつ)した人物がいた。
テムジンは、1206年に開かれたクリルタイ(モンゴル部族(ぶぞく)が参加する会議のこと)で、モンゴルのリーダーに選出(せんしゅつ)され、「チンギス=ハン」と名乗るようになった。
チンギス=ハンは、積極的に戦争(せんそう)をしかけ、どんどんモンゴルの領土(りょうど)を拡大していった。
チンギス=ハンは、千戸制(せんこせい、「戸」は家族集団のようなもの)という制度(せいど)を活用し、モンゴル遊牧民兵士(ゆうぼくみんへいし)たちを、1000戸ずつの集団に再編成(さいへんせい)し、強大な軍事力(ぐんじりょく)を築いたのだ。
モンゴル帝国は、やがて超巨大帝国へ成長
モンゴル帝国は、チンギス=ハンの死後も、彼の子孫(しそん)たちによって拡大していった。チンギス=ハンと彼の優秀な子孫たちによって、モンゴル帝国はユーラシア大陸のほとんどを支配する、超巨大国へと成長したのだ。
領土(りょうど)を拡大したモンゴル帝国は、やがてひとりの「ハン」だけでは統治(とうち)するのが難しくなっていった。
そのため、徐々に帝国は4つに分離。各国がゆるく繋(つな)がった、統治体制(とうちたいせい)へと移行していった。
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